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人口爆発の国

なんと7,000以上の島々からなるフィリピン。統計上の人口は9,400万人ですが、あいまいな出生届けのせいか実際の人口は1億100万人(CIAレポート)ともいわれ、東南アジアではインドネシアに次ぐ規模とも言われています。

 

国の中心マニラ首都圏の人口も1,000万人以上にのぼり、人口だけで言えば東京並みの大都市なのです。

 

 

少子高齢化が進む日本とは反対に、政府が人口抑制策に躍起になるほどの人口爆発に直面しています。「貧乏子だくさん」の言葉通り、貧しいエリアに行けばいくほど子供の数は多く、5,6人の兄弟がいることも。これまで聞いた中では15人兄弟(!)という家族もいました。

 

 

とはいえ、私の祖父をフィリピンに連れていった際、「(戦前の)昔の日本と同じや~」と豪快に笑っていました。ほんの数十年前の日本はこんな感じだったのかもしれません。

 

 

英語と出稼ぎ労働者の国

ニュース番組でよく流れるスラム街はフィリピンの一面にすぎません。中心部には日本以上に大きな米国型ショッピングモールが何件も立ち並び、多くの人々でにぎわっています。洗練された欧米ブランドのショーウィンドーや内装は、フィリピンにいることを忘れてしまうほどです。

 

 

では、景気がいいのか?といえばそうではありません。政府によると失業率は7.2%(2011年)ということになっていますが、路上でボーっとしている若い男女がやたらと目につきます。

 

 

実は、労働者の大半が数か月単位で解雇される契約社員か、最低賃金に達さない日雇いなのです。日本の感覚で言う正社員のように長期にわたって雇用を保障されているのはごく一部。(私見ですが)労働人口の2割ぐらいしかいないのではないでしょうか?

 

 

このため、ほとんどの国民がカナダやオーストラリア、米国といった英語圏への移民を希望しているといっても過言ではありません。これらの国の大使館周辺は、移民希望者がいつも長蛇の列をなしています。出稼ぎを可能とする高度な英語力は、頭脳流出という負の側面をはらんでいます。

 

 

 

経済発展について

中国、ベトナムなどに比べ、経済成長で話題にのぼることが少ないフィリピン。かつてはその成長スピードの遅さから「アジアの病人」とまで揶揄されてきました。発展を阻害する大きな要因は、未だに植民地時代の地主層が残り、1割の人物が9割の国土を所有するといわれる構造的な貧富の格差が挙げられます。

 

 

米国植民地として民主主義に馴染んできた同国ですが、中国やベトナムと違って革命が起きたことがないため、数百年前のスペイン植民地時代から続く地主一族がいまだに隠然たる力を持っています。自家用飛行機やアメリカに豪邸を持つ超富裕層ばかりで、政治はこういった一族の『家業』になりさがっています。一族で国家の主要ポストをたらい回ししているのです。

 

 

貧困層に生まれた人物が明るい未来を描くことは困難です。英語が堪能な優秀な人物が、国に幻滅して欧米にわたって行くのは自然な流れと言えます。海外移民と言う不満のはけ口が、汚職の撲滅や既得権益の破壊といった母国の改革を非常に難しくしているのです。

 

 

とはいえ、近年では政権も安定。英語を生かしたIT関連ビジネスや、欧米企業によるコールセンター事業が伸びるなど、他のアジア諸国にはない独自路線の成長が続いています。

 

 

進出日系企業は製造業が多く、同国で最も規模の大きな工場は日系の建材メーカーや造船業、電子部品工場が占めています。一般的に誠実な経営をするところが多いため、評価は非常に高いものがあります。輸出加工特区などの政府の支援も活発で、進出の穴場と言えるかもしれません。

 

 

戦前まで元米国植民地だったのでフィリピンでは英語が第2公用語。ほぼ全国民がフィリピン語(現地語)と英語のバイリンガルといえます。現地のハリウッド映画は字幕や吹き替えなしで上映されるほどです。世界のビジネスの公用語は英語。フィリピン人とのコミュニケーションを通して社内の国際化を図りたいと言う企業には最適です。

 

 

「アップ」「ダウン」など作業時に片言の英語が使えるのは現場のコミュニケーション上、大きな助けとなります。また、日常生活も道路標識や交通機関の乗り継ぎなどの面でスムーズに溶け込めるようです。

 

 

明るく陽気な国民性

顕著なのが陽気でネアカな性格。元スペインの植民地であったため、ラテンののりで人生を楽しみ、いつもニコニコ笑顔です。長い植民地生活で抑圧された歴史を持つだけに、「何とかなるさ」というポジティブかつ楽観的な思考をせざるを得なかったためでしょうか。

 

 

過酷な現場でも休まず、家族の生活を背負いつつも明るく振舞う姿には、本当に頭が下がります。一緒に働く日本人の方から、「現場が明るくなった」という嬉しい声をいただくことも。

 

従順で親日的

「世界中で優秀な労働者(ワーカー)になるが、起業家(アントレプレナー)にはなれない」――と言われるぐらい従順な気質です。中国やベトナムに比べ独立&上昇志向に乏しい反面、教えられたことには非常に素直に従う傾向があります

 

 

「治安の悪い国」という評判とは裏腹に、トラブルが少なく、付き合いやすい国民性です。

 

 

第二次世界大戦中は過酷な戦場となったフィリピンですが、やさしい国民性のおかげか、日本に対するイメージは総じて良いのも特徴です。「日本は規律正しい(ディシプリン)国民だ」という言葉は現地の共通認識となっています。80年代は多くのフィリピン人女性が日本のナイトクラブにて出稼ぎに来ていたため、「知人が日本で働いていた」という人も多く、こちらが考えている以上に身近に感じているようです。

 

 

では、「フィリピン人とは一体どのような国民なのか?」と言われれば、「一億総芸能人」と言う単語が頭に浮かびます。基本的に歌って踊れる人ラテン系、プロはだしにうまい子も大勢います。なので、カラオケでも連れていこうものならダンスや歌で大盛り上がりとなります。

 

現地の日系企業では運動会やクリスマスパーティといったイベントがあると徹夜で準備し、必ず全員が参加します。ただ、張り切りすぎて翌日は休む社員が続出するため、こういったイベントの翌日はやむなく休みにしている企業が多くなっています(笑)。

 

非草食系のラテン気質

また、草食系なる言葉が流行る日本とは全く正反対。異性にモテてなんぼなので、皆オシャレには気を使います。現地のコマーシャルはほとんどが「この製品を使うと・・こんな素晴らしい出会いがある」といったパターンに終始するものばかり。

 

そのせいかどうか、日本と比べて若い年齢で結婚する割合が高くなっています。

 

 

 

きれい好き

意外な特徴として、非常にきれい好きなことも挙げれます。朝晩の1日2回シャワーを浴びる人も珍しくありませんし、男性でも「女の子の部屋か!?」と驚くほど部屋をきれいに使う者が大勢います。また、外出する時は香水をふんだんにまとうなど、おしゃれには人一倍気を使うのも特徴です。

 

 


そんなフィリピン人ですが仕事でうまく付き合うにはコツが3つあります。明文化する契約社会で育ったこと、大変メンツを重んじる国民性であること、(意外なこと?に)義理固い国民性であることを考慮して付き合うことが大切です。

では

 

No.1 「書面とサインを重視すること」

No.2 「人前で叱ることを避けつつ、厳しく叱ること」

No.3 「義理と恩」


に分けて見てみましょう。

 

 

No.1 書面とサイン

米国文化の影響か、契約社会のため、「契約」には忠実に従う傾向があります。淀川組合では小さな指示でも、極力フィリピン語で書面化してサインを取るように務めています。

 

基本的に「空気は読まない」と考え、大切なことは口頭で済ませないことが大切です。

 

 

No.2  叱り方

フィリピンに限らず、アジアの人は非常にプライドが高く、人前で叱責された経験が皆無です。このため、仕事のミスを注意されていても「プライドを傷つけられた」という具合に頭が回ってしまうことが多々あります。 

 

これを避けるため、深刻であればあるほど個別に呼び出して丁寧に注意することが大切となります。しかし、遠慮して叱らないと、ミスの深刻さを理解出来ず本人の成長にもつながりません。「なぜこのミスが深刻なのか」を組合通訳を通して本人に十分に理解させた上で、厳しく指導することも時には必要です。

 

 

No.3  義理と恩

人間関係が濃厚な国から来ているので、社内外の食事やイベントには誘ってあげましょう。契約を重視するとはいいながらもそこは同じアジア人。日本でいう「義理」「恩」にあたる概念もちゃんとあります

 

この概念はフィリピン語では「utan na loob (ウタン・ナ・ロオブ)」と言われ、直訳すると「心の債務」と言う意味。面倒を見ていただいた方に報いることは当然とされているため、社内交流行事の多い企業様ほど、実習生のトラブルが少ない傾向にあります。

 

飲みニケーションも大切な手段といったところでしょうか?

 

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